『Oracle XEのインストール』無料で使えるデータベースの作り方

『Oracle XEのインストール』無料で使えるデータベースの作り方Oracle SQL入門

Oracle Databaseとは?

Oracle Database(オラクルデータベース)とは、
アメリカのOracle社が開発している代表的なRDBMSの1つです。

Oracle(オラクル)は会社名ですが、
データベース自体のことをOracleと呼ぶことが多いです。

 データベース

Webシステムを開発する際にはデータベースが導入されますが、
世界的に最も使われているのがOracleです。

高機能で複雑な処理もこなし、安全で拡張性も高いので、
多くの企業から信頼されているデータベースです。

また、商用のRDBMSとしての歴史も長く、サポートも充実しています。

データベースやRDBMSについてはこちらで解説しています。

Oracle XEのダウンロード

Oracle Databaseにはいくつかの種類があります。

その中でも、Oracle Database Express Edition (Oracle Database XE)は、
無料で使えるバージョンになっています。

また、無料版の呼び方ですが、省略してOracle XEとも呼ばれています。

ということで、さっそく今からOracleをあなたのパソコンに導入してみましょう!

ダウンロードファイルと、インストールファイルをあわせると、
容量が10Gを超えるので、

パソコンのストレージには15G程の余裕を作っておいてください

Oracle XEはこちらでダウンロードできます。

【ダウンロード手順①】

リンク先に入ると以下のような画面になるので、
「Oracle Database XEをダウンロード」のボタンを押します。

OracleXEのダウンロード_1

【ダウンロード手順②】

ダウンロードのリンクがあるので利用環境にあわせたバージョンを選択します。
Windowsをお使いの方は「Windows」と書かれたリンクでOKです。

OracleXEのダウンロード_2

【ダウンロード手順③】

zipファイルがダウンロードされれば成功です。
ファイルのサイズは2G弱です。

OracleXEのダウンロード_3

Oracle XEのインストール

ダウンロードが完了したら、Oracle XEをインストールしましょう。

【インストール手順①】

zipファイルを解凍して、中にある「setup.exe」を実行します。

OracleXEのインストール_1

【インストール手順②】

インストールの準備が始まるので待ちましょう。

OracleXEのインストール_2

【インストール手順③】

インストールウィザードが開始されたら「次へ」ボタンを押します。

OracleXEのインストール_3

【インストール手順④】

使用許諾条項が表示されます。読み終えて納得したら
「使用許諾条項を受け入れます」を選択して「次へ」ボタンを押します。

OracleXEのインストール_4

また、この時点でOracleがお使いのパソコンに
インストールできるかチェックが入ります

エラーが表示された場合は、環境を見直してから再度インストールを試してください。

【インストール手順⑤】

Oracleのインストール先を指定します。
パスはデフォルトで設定されていますが変更もできます。
インストール先が決まったら「次へ」ボタンを押します。

OracleXEのインストール_5

【インストール手順⑥】

データベースにアクセスする際に使うパスワードを決めます
入力用、確認用の両方に入力をして「次へ」ボタンを押します。

OracleXEのインストール_6

【インストール手順⑦】

確認画面が表示されるので、問題なければ「インストール」ボタンを押します。

OracleXEのインストール_7

【インストール手順⑧】

インストールが開始します。
パソコンのスペックにもよりますが、30分程度はかかると思います。

OracleXEのインストール_8

【インストール手順⑨】

インストールの完了画面が表示されますので、「完了」ボタンを押します。

OracleXEのインストール_9

これであなたのパソコンにOracleがインストールされました!

Oracleへの接続確認

インストールしたOracleにアクセスできるか動作確認しましょう。

【確認手順①】

コマンドプロンプトを開きます。

【確認手順②】

「sqlplus」コマンドを実行すると、OracleでSQLを実行する際に使う
SQLPlus(エスキューエルプラス)というソフトが起動します。

【確認手順③】

ユーザー名を入力します。

Oracleには管理者用のユーザーが最初からいくつか用意されています。
今回は「system」というユーザーで接続してみましょう。

【確認手順④】

パスワードを入力します。

【確認手順⑤】

「Oracle・・・に接続されました。」のメッセージが表示されれば
Oracleへの接続成功です!

OracleXEの動作確認

以上で確認完了です!

ちなみに、SQLPlusを終了する時は「exit」と入力して実行してください。
コマンドプロンプトも「exit」で終了できます。

Oracle XE まとめ

Oracle XEのインストールについて以下説明しました。

・Oracle Databaseについて

・Oracle XEのダウンロード方法

・Oracle XEのインストール方法

・Oracle XEへのアクセス方法

今回構築したデータベースはあなただけのものです。

何か誤った操作をして壊れたとしても何度でも作り直せるので、
失敗を恐れず、この機会にいろいろ試してみましょう!

また、インストールした状態ではテーブルなどがない空の状態なので、
SQLでデータを登録したり参照することはこの時点ではできません

以下の方法で表領域やスキーマ、テーブル作成が必要となるのでご注意ください。

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