『ソフトウェアとは?②』OS上で動くソフトの役割と関係性を簡単に解説

ソフトウェアとは?_OS上で動くソフトの役割パソコンを知る

ソフトウェアの役割と種類 その②

今回も引き続き、ソフトウェアの役割と種類について
それぞれ説明をしていきます。

前回は、パソコンの中で動いている以下のソフトウェアのうち、
基本ソフトウェアと呼ばれる部分にあたる、

BIOS、OSと、ハードウェアの制御を補助する
ドライバの役割について説明をしました。

今回は、残り3つのソフトウェアの種類と役割について
わかりやすく簡単に説明していきます!

パソコンの中で動く主なソフトウェア
  • BIOS(バイオス)
  • OS(オーエス)
  • ドライバ
  • アプリケーション
  • ミドルウェア
  • ファームウェア

前回分が未読の方は、こちらを先に読んでいただければ
よりイメージがつきやすいと思います。

アプリケーションとは?

アプリケーションとは、目的とする業務や作業を実行するソフトウェアです。

皆さんがパソコンを使う上で、きっと一番お世話になるソフトウェアです。

音楽を聴いたり、メモを取ったり、写真を見たり、映画を見たり、
いろいろな目的を果たすために、

いろいろなアプリケーションがパソコンに入っています。

 楽しくパソコンを使う人

先ほど出てきたiTunesも、音楽を再生したり、
自分の持っている音楽をリストで管理したりするアプリケーションになります。

今このサイトを見るために使っているブラウザも、
インターネットを見るアプリケーションですね。

プログラマーを目指す人も、
きっとアプリケーション開発を目指す人が多いのではと思います。

アプリケーションは、
OSが提供する基本機能を利用して開発されています。

ですので、基本的には、OSの上で動くソフトウェアと考えてください。

また、OSの上で動く為、応用ソフトウェアと呼ばれることもあります。

一般的には、アプリケーションをソフトウェアとして呼ぶことが多いのですが、
厳密には少し違います。(会話をする上ではそれでいいと思います。)

ポテチはお菓子ですが、お菓子=ポテチじゃないですよね?

それと同じで、アプリケーションはソフトウェアですが、
ソフトウェア=アプリケーションではないんです。

アプリケーションはソフトウェアの中にある種類の1つなので
混同しないようにご注意ください。

ミドルウェアとは?

ミドルウェアとは、OSが持たない基本機能を提供するソフトウェアです。

パソコン全体を管理しているOS様といっても万能ではありません。
OS様にできないことも時には出てくるのです。

 パソコンを操作するロボット

アプリケーションでこんなことや、あんなことがしたい!

でも、OSがそもそも必要な機能を持っていないと

アプリケーションを作っても動かすことができません
というか作れません。

そこで登場するのがミドルウェアです!

例えば、自分の持っている音楽ファイルを
管理するiTunesみたいなアプリケーションを作りたい!

となったとします。
ですが、OSには残念ながらデータベースを管理する機能がありません。

そこで!

データベースを管理する機能を持ったミドルウェアの登場です。

OSの基本機能 + ミドルウェアのデータベース機能

があれば、音楽ファイル管理アプリ作れますよ!!

ということで、パソコンにミドルウェアを入れることで
見事にアプリケーションが動くようになります。

ミドルウェアは、OSとアプリケーションの中間で動くソフトウェアです。

OSの補助的な役割をする為に開発されるので、
アプリケーションと同じくOSの上で動きます

OSの上で動くソフトウェア

ファームウェアとは?

次はファームウェアについてです。
ちょっと説明がややこしくなってきますが、あと少しです。

わからなければ何度でも読み返せばいいです。
頑張ってください!

ファームウェアとは、ハードウェアに内蔵されているソフトウェアです。

実はハードウェアの中にも、それぞれの役割を制御する為のソフトウェアが入っています。

このハードウェアは、こういった機能を持っていますよ!
とパソコンに知ってもらう必要があるのです。

少し誤解のないように補足しておくと、
最初に説明したBIOSもファームウェアのひとつになります。

BIOSはマザーボードというハードウェアに搭載されているソフトウェアになるので、
ファームウェアという扱いになるんですね。

ソフトウェアという大きなカテゴリの中に、
ファームウェアという中間のカテゴリがあって、
BIOSはもう一つ下のカテゴリになります。

ソフトウェアの階層構造

まとめ

前回に引き続きソフトウェアの役割と種類について説明してきました。
長文おつかれさまでした!

いかがでしょう?
ソフトウェアのイメージついてきたでしょうか?

説明の理解をそんなに急ぐ必要もありませんし、
一度で覚える必要もありませんので、
気になれば何度でも読み返してみてください。

ソフトウェアにもいろいろな種類があり、それぞれが役割を持っています。

BIOSがないとOSは起動できないですし、
OSがないとミドルウェアやアプリケーションは動きません。

また、ドライバがないとハードウェアはうまく機能できません。

ソフトウェアはハードウェアとも深いつながりがあって、
パソコン全体が機能している
んですね。

次回はハードウェアとソフトウェアの関係性について
もう少し詳しく整理していきたいと思います!

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